2025年は、Canopyにとって腰を据えて土台を築いた一年でした。

私たちは雑音や短期的な流行を追うのではなく、最も重要な基盤を強化することに注力しました。すなわち、データの完全性、分析の明瞭さ、そして今日のウェルスマネジメントの実態を正しく映し出すシステムです。

今年は、単に機能を増やす段階から、確信を持って構築する段階へと移行した年でもありました。

プロダクト開発、リサーチ、業界との対話を通じて、私たちが優先したのは複雑さを増すことではありません。ポートフォリオ、保有構造、期待がますます複雑化する中でも、クライアントが安心して頼れるシステムをつくることでした。

2026年に向けた私たちの方向性も明確です。これまで築いてきた強固な基盤を、クライアントの業務における実質的なレバレッジへと変えていきます。

確信を持って築く:2025年を振り返って

2025年を通じて、私たちはCanopyプラットフォームの中核をさらに深めることに取り組みました。実際の業務フローに即しながら、堅牢で拡張性のあるプラットフォームであり続けるためです。

この取り組みは、プロダクト、アーキテクチャ、そしてソートリーダーシップの各領域で、具体的な前進につながりました。

2025年の主なプロダクト成果トップ5

  1. 対応資産クラスの拡大

公開市場、プライベートアセット、オルタナティブ投資まで幅広く対応し、現代のポートフォリオが実際にどのように構成されているかを反映しました。

  1. 分析機能と属性データの強化

データ検証を強化し、分析機能を深め、より確信を持った意思決定につながる明瞭なパフォーマンスの文脈を提供しました。

  1. iOSモバイルアプリのローンチ

ポートフォリオの可視化とアラートにより、クライアントがいつでもどこでも状況を把握できるようにしました。

  1. データアーキテクチャの継続的な進化

長期的な成長を支えるため、拡張性、正確性、将来の連携に備えた基盤への投資を継続しました。

  1. 初のAIリサーチペーパーの公開

インテリジェントなシステムが表面的な機能ではなく、基盤レイヤーとして金融業務をどのように支えられるかを示しました。

業界との関わり、評価、対話

プロダクトの外側でも、2025年は耳を傾ける一年でした。

私たちは地域全体の機関、パートナー、同業者と積極的に対話しました。単に認知度を高めるためではなく、前提を検証し、アイデアを試し、実際の運用現場から学ぶためです。

主な取り組みは以下の通りです。

  • Asian Financial Forum (AFF) 2025

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  • 杭州で開催されたJ.P. Morgan Innovation House

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  • Morgan StanleyおよびEY Consulting(ファミリーオフィス)とのAI関連業界イベント

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こうした対話は、ウェルス・インフラの未来を私たちがどう捉えるか、そしてテクノロジーがどこで現実の業務に根ざしていなければならないかを、今も形づくっています。

私たちの取り組みは、複数の業界プラットフォームでも評価されました。

これらの評価は、私たちが強く信じていることをあらためて裏づけるものです。持続的なインパクトは、信頼、システム思考、そして一貫した実行から生まれます。

新たな扉と意義ある対話

2025年は、地理的にも関係性の面でも広がりのある一年でした。

  • 香港・中環のNan Fung Towerに香港オフィスを開設し、 地域でのプレゼンスを強化しました
  • Hong Kong 2025 Digital Asset Forumを共同開催し、 伝統的なウェルスマネジメントと新興資産クラスが交わる領域で対話を深めました

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  • クライアント主導の学習セッションを支援し、 テクノロジーの提供にとどまらず、クライアントの関心の変化に沿った非公開の学習機会づくりをサポートしました。その一例として、Efinity Capital向けに、初期の暗号資産投資家であるRicky ShiSNZ Holdingのベンチャーパートナー)を招き、機関投資家の視点と第一原理に基づく「プロフェッショナルな機関投資家のためのWeb3 101」セッションを開催しました。

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  • 戦略的な非公開対話として、Rt Hon Tony BlairのAsian Government Advisory Practice元責任者であるAndrew Caineyとの非公開対話や、Nan Fung TrinityのJanet Hung(COO)とHelen Zhu(CIO)を迎えた非公開CIOラウンドテーブルを実施しました。

行動に移す前に理解を深めたいファミリーや投資チームに向けて、私たちは今後も同様の非公開学習セッションを支援していきます。皆さまのチームにとって価値がある取り組みであれば、ぜひさらにご相談できればと思います。

対話を広げる:Amongst Families

2025年には、CEOのMu Chenが新しいポッドキャスト、Amongst Familiesも立ち上げました。

このポッドキャストは、プロダクトやプラットフォームについて語る場ではありません。 ファミリーオフィスのプリンシパル、アドバイザー、運営者との率直な対話を通じて、ファミリーが資産、ガバナンス、レガシー、世代を超えた責任をどのように考えているのかを探る場です。

こうした対話には、Canopyの根底にある信念が反映されています。よいシステムはよい問いから始まり、その問いは実体験と開かれた対話を通じて最もよく磨かれる、という考えです。


2026年の展望:可視化からレバレッジへ

2026年を見据えて、私たちの焦点は「より多くを行うこと」ではなく、重要なことをより良く行うことにあります。

これからの一年の中心となるテーマは、接続性、解釈、価値創出の三つです。

データ接続性の深化

私たちは、分断が依然として大きな業務上の課題であるオルタナティブ資産領域において、データ接続性をさらに高めていきます。

これには、ファンド管理会社やプライベートマーケットのエコシステムからCanopyへデータが流れる仕組みを改善し、所有構造、資本活動、レポーティングデータをより一貫して扱えるようにすることが含まれます。

よりスマートな取り込みと解釈

接続性に加えて、非構造化情報を取り込み、整理し、検証する力を強化しています。手作業の負担と業務上の摩擦を減らすためです。

目指しているのは、人員への依存を増やすことなく、規模の拡大を支えることです。

AIによる分析の深化

2026年には、AIをプラットフォームの分析レイヤーにより直接統合することで、資産クラス全体にわたる分析能力をさらに深めていきます。

具体的には、AI支援の手法を用いて、パフォーマンスの解釈、リスクの一貫性、資産横断での比較可能性を高めます。これにより、チームはますます複雑化するポートフォリオからより明確なインサイトを引き出しながら、ワークフローを直感的で無駄のないものに保てます。

私たちが重視しているのは、目新しさとしてのAIではありません。規模、複雑さ、分断されたデータが人の効率を制約し得る場面で、分析の明瞭さを高めるための道具としてのAIです。

価値創出に向けたプラットフォーム機能の拡張

レポーティングや分析にとどまらず、2026年には、AIを活用した支援機能を、Canopyが日々の業務と意思決定を支える方法にさらに深く組み込んでいきます。

AIは人間の判断を置き換えるものではありません。文脈を踏まえたインサイト、ガイド付きのワークフロー、先回りしたシグナルを通じてチームを支え、課題をより早く見つけ、優先すべき事項をより的確に見極め、より大きな確信とコントロールを持って業務を進められるようにします。

AIを活用したすべての機能は、明確な境界とガバナンスの枠組みの中で運用され、説明責任を強化しながら業務負荷を軽減します。

それは自動化そのものを目的にするのではなく、チームがシステム管理に費やす時間を減らし、成果の管理により多くの時間を使えるようにするためです。


これらのテーマのいずれかが、皆さまの現在の課題や優先事項に重なるようであれば、ぜひ意見を交わし、ともに探っていく機会をいただければ幸いです。

hello@canopy.cloud までお気軽にご連絡ください。